これまでお伝えしてきたチャクラシリーズ、最後は第七チャクラです。第六チャクラに続いて、精神性や神性と関わる繊細なチャクラです。
前回までのおさらいとして過去記事もぜひチェックしてみてください。
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第七チャクラは精神性と神性を表す場所
これまでお伝えしたチャクラをもう一度確かめてみましょう。第一チャクラで生きる土台を築き、第二チャクラで自分の感情と向き合い人生を楽しむ術を受け取りました。そして、第三チャクラで自己を確立し、自分自身と他者との信頼感を知ります。
第四チャクラは下半身のチャクラと上半身のチャクラを結ぶセンターです。自分と他者との繋がり、思いやり慈悲の心を育てる場所でした。それらを養ったのち、第五チャクラで本心からの自己表現を外側の世界へと表すことを学び、第六チャクラで直感と地に足のついた現実とのバランスを取りながら人生をクリエイトしていく力をつけました。
最後の第七チャクラはスピリチュアリティや自分が信じるものを持つことの大切さ「神性」を養います。
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第七チャクラは、「こう在りたい!」という生き方を貫くエネルギー
第七チャクラは頭頂部に位置するといわれています。
ヨガの行法の後、最後に仰向けに横たわり心身を整えるシャバアーサナというエネルギーを整えるポーズがあります。シャバアーサナをおこなっているときにすべての場所にエネルギーが流れるよう整える場所でもあります。
第七チャクラは、私たちが生きているこの現実の中で、見えない世界観を信頼する神性のようなものに気がついていく感性を司ります。
そして、自分がこの生を受けてどう生きていきたいか、または、こう在りたい、こんなことを大切にして生きていきたい、というような信念を持つエネルギーを養い、整えます。
精神性と神性を司るこのチャクラは、生き方によって日々リニューアル、成長し、深化していくチャクラです。
自分自身の精神性、肉体、心すべてを理解しようとする力や何かを知る、学ぶ、繋がるというキーワードももっています。
第七チャクラのバランスが整っているとき
第七チャクラが整っているときには、他者や社会、自分自身と深い精神的繋がりを持つその許容範囲が広くなります。他者からは落ち着いていて、器が大きい人物として映るでしょう。
目で見えるもの、感じるものを知覚し分析する力にたけ、情報を消化できる俯瞰した視点をもつことができます。人物のイメージとしては、知性的で思いやりがあり、好奇心が旺盛にな人です。
周りの人を尊敬できる余裕があり、この現代にもっとも必要な視点である多様性を重んじます。他者の意見も採用できる大らかさがありつつ、自分の中で分析した情報に基づいて行動できる知恵のある人物です。
自分自身のことも客観的に見られる視点があるので、自身との繋がりや自己への信頼感を持っています。自分を大切にできるので他者との繋がりも容易に感じられることができます。
エネルギーのバランスが崩れると起こりがちなこと
第七チャクラのエネルギーはとても乱れやすいです。エネルギーが弱いと、すべてに対して懐疑的になりやすくなります。自分が何を感じているのかも分かりにくくなり、物質的なものに執着したがる傾向があります。
自分が得た情報を自分ごととして捉えることができず、活用することができません。学ぶことに対して消極的で、同じ失敗を繰り返すことが増えがちになりやすいです。
また、一つのやり方に固執し、他者のアドバイスを受け入れ難くなる場合もあります。
一方エネルギーのバランスが強すぎてしまうと、物事や他者を分析しすぎ、心の繋がりを持てなくなります。思考ばかりが優先し、心からの繋がりを苦手とする傾向もみえます。
また精神的なもの、占いや見えないものへの執着が強くなり、依存してしまうことも・・・
イメージする力やアイデアを具現化することが苦手になり、頭の中のアイデアを実行に移す力が弱くなります。自己実現力が乏しいために、自分自身や他者、社会に対する不満が強くなる傾向も見えます。
第七チャクラのエネルギーのバランスを崩しやすいときとは?
第七チャクラのバランスを崩す原因は様々ですが、自分が信じているものや人から裏切られたり、支配的な人間関係の中で、自分の意に反する物事を信じなければならなかったり、望んでいない生き方を強いられてしまう場合などにエネルギーのバランスが崩れやすくなります。
自分自身で考えたり、感じたりする力が養えないと、創造性が育ちません。また刺激が強すぎる環境において、心を閉ざす場合にもバランスを崩しやすくなります。
知性と感性のバランスをとる
第一チャクラから第六チャクラまでのバランスが整っていると、自分の人生を積極的に生きようとする力が養われています。また未来への希望や、自分の成長を実感できる生きてきた道のりへの実感ももっています。
そのうえで、第七チャクラの特徴である俯瞰した目線、成長意欲、知性と感性どちらも大切にできるバランスを生かすことができるようになると、自分の人生に充実感と幸福感を感じやすくなります。
第七チャクラのバランスを整えるヨガポーズ
全身を満遍なく動かしてエネルギーの循環をよくしていきましょう。一連の流れに沿って深い呼吸でおこないます。順番が決まっていますので、覚えてしまえば簡単です。
運動不足の方にも軽い運動になりますので、とてもおすすめです。
1.両足を閉じてたち、呼吸を整えます。
2.呼吸が整ったら両手を胸の前で合掌し、気持ちを落ち着かせましょう。
3.息を吸いながら両手を頭上へ上げ、お腹に力を入れて背骨をそらします。
4.息を吐きながら前屈します。
5.息を吸いながら右脚を後ろへ引いて、膝を下ろします。この時右の脚の付け根が伸びるように腰を無理のない範囲で落としましょう。
6.息を吐きながら左脚も後ろへ引き四つ這いの姿勢になります。
7.膝を伸ばしながらお尻を斜め天井方向へと突き上げていきましょう。
8.息を吸いながら四つ這いになります。
9.息を吐きながら膝、胸、顎を床につきます。
10.息を吸いながら、両腕と背筋の力で胸を起こし、無理がなければみぞおちが浮くあたりまで起こしていきましょう。
11.息を吐きながらお尻を突き上げながら膝を伸ばしていきます。
12.息を吸いながら右脚を両手の間へおき、腰を落とします。
13.息を吐きながら左脚も引き寄せて前屈します。
14.息を吸いながら立ち上がり、お腹に力を入れて背骨をそらします。
15.息を吐きながら最初の姿勢に戻り、両手を胸の前へ合掌しながら下ろしていきましょう。
16.4回繰り返します。
すべてのバランスを整えて充実した生き方をしよう
全8 回に渡り連載してきたチャクラシリーズはいかがだったでしょうか?
私たちは、イメージの中で理想の生き方や夢を想像します。しかし、頭の中だけで想像しても現実に行動しなければ自己実現は不可能です。
理想と現実を一致させるには行動ありきということは分かっているけれど、それを実行するエネルギーが不足しているとなかなか動くことができませんよね。
頭の中で考えているだけでは、不安ばかりが募ってしまい、夢や目標を実現する力が萎えてしまいます。また、今ここに生きている自分の生命力や他者、社会との繋がりをおろそかにしてしまい感謝することを忘れてしまう場合もあります。
不安や、自己不信感そして自分だけが取り残されているような感覚は、きっと誰もが持っているもの。決して珍しいことではありません。
そんな自分を責めることなく、思いやりを持って自分自身を受け入れることで、地に足がついた幸せの形を見つけられるのではないでしょうか。
心身が健やかで幸せな人生を自分の力で作り上げていきたいと思うとき、このチャクラシリーズを活用し、ご自身のライフスタイルに無理なく取り入れてみてくださいね。
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から改善し楽な体へと整える“マナメソッド”を発案。現在、名古屋、東京を行き来しながら本来の自分らしさを引き出すレッスンを行う。フルオーダーメイドで作る個人レッスンは、キャンセル待ちが出るほど定評がある。
3graduation