【動画レシピ有】体を整えるスパイスティーとその楽しみ方

アーユルヴェーダ料理レシピ

スパイスやハーブは古代より世界各地で薬や料理の調味料として重宝されてきました。現在でもスリランカ、インドなどでは日常の食事にスパイスが使われており、スパイスボックスがどこの家にも揃っています。

スパイスはキッチンメディスン(台所にあるお薬)とも呼ばれ、体の調子が悪いときやリラックスしたいときに心身を整えるためのサポートとして活躍します。いくつかのスパイスやハーブは、ベランダや庭先で育てることができるので、ご自宅をキッチンファーマシー(台所薬局)にしてみるのもよいでしょう。

スパイスの特徴を知る

スパイスはそれぞれ香りや味が違うように、異なる独特な薬効があります。スパイスの効能を知り、身体の状態に応じてスパイスを選んでスパイスティーを作ってみましょう。

体を温かくするスパイス(ヴァータやカパにおすすめ)

ショウガ
pixabay

ショウガ、シナモン、ブラックペッパー、クローブ等

ピッタを増やさないスパイス

コリアンダーシード
コリアンダー、カルダモン、クミン、ターメリック、フェンネル等

お腹にガスが溜まったときにおすすめのスパイス

アジョワンpixabay

アジョワン、ヒング等

若返りを期待したいハーブ

ゴツコラ(つぼ草)
トゥルシー、ゴトゥコラ(つぼ草)、アーマラキー等

基本のスパイスティー


スパイスティーを楽しむ方法を3つご紹介します。

  1. 水で煎じて作る方法
  2. 牛乳で煮出す方法
  3. 水出し法

 

  1. 水で煎じて作るスパイスティー
    水200mlとスパイス小さじ1程度を鍋に入れて沸騰させて煎じます。
    煎じる時間が短いとあっさりとしたお茶になり、長くなると煮詰まって煎じ薬になります。お好みに合わせて煎じる時間は調整してください。
  2. 牛乳で煮出す方法
    ①の水で煎じる方法と同じように牛乳を使います。牛乳は滋養強壮効果を高めるはたらきや、鎮痛作用、炎症を抑えるものとして優れています。睡眠を促すはたらきもあるので睡眠前に飲むこともおすすめです。
  3. 水出し法
    水に浸して作る水出し方はピッタの乱れを抑えるのにおすすめです。水または湯冷ましにスパイスやハーブを浸して一晩おきます。冷蔵庫には入れず、常温で楽しみましょう。

暑い夏の火照り感を鎮めたいとき「コリアンダーティー」

コリアンダーは体の熱を冷ます働きがあるので、アーユルヴェーダでは灼熱感や炎症などのピッタ系のトラブルにおすすめのスパイスとされています。消化・代謝促進や利尿作用があります。

【材料(2人分)】

  • コリアンダーシード 大さじ1
  • 水         400ml

【作り方】

  1. 水にコリアンダーシードを加えて一晩おく。
  2. 翌朝コリアンダーシードを茶漉しで濾して注ぎ、常温で飲む。
    ※ミントの葉をコリアンダーシードと一緒に加えてもスッキリとしておいしい。
    ※濾したコリアンダーシードはそのまま植えると発芽します。

 

消化不良を感じたとき「クミンティー」

クミンは消化の火(アグニ)を活発にさせ、消化吸収を促します。カレーには欠かせないスパイスですが、乾炒りしてお茶にすると飲みやすくてとてもおいしいお茶ができます。

【材料(2人分)】

  • クミンシード 小さじ2
  • 水      400ml

【作り方】

  1. 鍋にクミンシードを入れて乾炒りする。
  2. クミンシードが茶色く色づき、香ばしい香りが立ちあがったら水を加える。
  3. 沸騰したら弱火で3分煮る。
    ※クミンシードの炒り方で香りや色づき方が変わります。軽く炒ったり、焦げる寸前までしっかり炒ったりして味の変化を楽しんでください。

 

免疫力を整えたいときに「トゥルシーミルク」

トゥルシーは不老不死の妙薬とも呼ばれているハーブです。サンスクリット語では「比類なきもの」を意味するように、宗教的にも薬効においても並ぶものがないといわれています。アーユルヴェーダでは、免疫力を整えることから、感染症を予防したり、回復を促進させたりするために使われます。若返りハーブとしても有名なハーブです。

【材料(2人分)】

  • お湯 100ml
  • トゥルシーの葉(乾燥) 2g
  • 牛乳 200ml

【作り方】

  1. 鍋にお湯を沸かし、トゥルシーの葉を入れて1分弱火で煮る。
  2. 牛乳を加えて更に3分煮る。
    ※お好みで砂糖を加えてもよい。

 

日常に役立つハーブを育ててみよう!

pixabay

最近では、さまざまなハーブを購入しやすくなってきていますが、丈夫で育てやすいハーブもたくさんあるので、これを機にぜひご自宅で育ててみてください。
例えば、鉢植えでも元気に育つことができるハーブは、ミント、ローズマリー、ゴトゥコラ(つぼくさ)、トゥルシーなどがあります。

また、料理に使っている種状のスパイスを植えると芽がでてきます。フェンネルシード、フェヌグリークシード、コリアンダーシード、マスタードシードは発芽しやすいので、チャレンジしてみてください。上手くいけば、種を収穫して料理やスパイスティーに使うことができます。

 

参考資料:
VB.アタヴァレー著/稲村晃江訳(1987.7.20)『アーユルヴェーダ 日常と季節の過ごし方』平河出版社
上馬場和夫/西川眞知子著(2002.5.10)『インドの生命の化学アーユルヴェーダ』農山漁村文化協会
香取薫/佐藤真紀子著(2014.10.3)『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ』径書房

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ayur-notes編集スタッフ

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