アーユルヴェーダが教える「健康でいるための法則」~10年先も元気で過ごす方法をご紹介

アーユルヴェーダ

病気というほどではないけれど、現代人の多くが何かしらの不調や万年の疲れ、原因不明の不調を抱えているといわれています。
それらの不調や疲れを、あなたは「ストレス」や「年だから・・・」などと一言で片づけていませんか。

私たちの心身は「ストレスが全くない=ゼロの状態」であるのが、ベストではありません。
「交感神経」と「副交感神経」の2つがバランスよく作用することにより、体も心もベストな状態に保たれるようになっています。

※交感神経とはアクセルのように働きます。昼間の活動・行動・緊張・ストレスを感じるなどの神経が働いている状態
※副交感神経とは ブレーキのように働きます。夜のリラックスした状態・疲労回復・細胞修復する神経が働いている状態

アーユルヴェーダが考える健康とは、「体」と「心」が2つ整った状態を表します。
人生100年といわれる時代。健康とは私たちにとって切っても切れない永遠のテーマです。
これから先10年、年齢やストレスと上手に付き合いながら、体と心を元気で過ごすアーユルヴェーダ的生活の知恵をご紹介します。

pixabay

アーユルヴェーダが教える健康でいるための「3つの法則」

① ドージャ(体質)のバランスがとれていること

アーユルヴェーダでは、体質を
①ヴェータ・②ピッタ・③カパ
の3つのエネルギーに分類し、その3つの体質がバランスよくとれている状態であることを重視します。

自身の体質は、脈診・性格・思考・体系などから分析して体質を知ることができます。ちなみに、本場インドやスリランカでは、アーユルヴェーダの医師が脈診で診断することがほとんどで、日本ではアーユルヴェーダサロンなどで専門家が体質をチェックすることが可能です。

診断では、過剰に働く箇所や逆に不足しているものを認識し、その人の体質に合ったライフスタイル・食生活の改善、全身のオイルトリートメントを行うなどして、3つのドージャを整えていくことをおこないます。

② 消化力を意識する

アーユルヴェーダでは、「消化力」を大切にしています。
私たちが毎日口にするものが、きちんと消化して、栄養素を各組織に与えることです。

消化力が弱っていると、体内に毒素として未消化物が残ることで、不調の原因や病気の原因にもなってしまいます。

そのため、アーユルヴェーダでは、排便の状態も健康のバロメータとされています。消化が正常化どうかの目安として、「バナナ1本分の大きさで、便が浮き、匂いがきつくない」など見た目でも判断可能です。

反対に便秘の場合は、白湯やハーブティー、オイル、食物繊維や、スパイスを食事に取り入れて「消化の火=アグニ」を促すことで、便秘改善へと導きます。

アーユルヴェーダでは、下痢などの状態が続く場合で大きな病気でない場合は、ピッタの悪化、細菌が発生し産生した毒素を排出しようとする状態とされています。

このような場合、腸内フローラの乱れ・ストレス・消化不良・冷えなどが原因の場合があるため、乳酸菌を取り入れ、体を温め、消化のよい食材を取り入れてみてください。

おすすめの食物繊維:かぼちゃ・ごぼう・納豆・オクラ・バナナ・にら など
おすすめのハーブ:ジンジャー・ターメリック・クミン・コリアンダー・シナモン・黒コショウ

ジンジャーティーは消化力の火を促し、ショウガには体を温める作用もあるので、冷え症の方にもおすすめです。

消化を悪くする食べ物

アーユルヴェーダで教えられている、消化力を悪くする代表的な食べ物は、生命力がないもの、(旬でないものや、新鮮でない物)乾燥した物・冷凍食品・ジャンクフード・冷たいものなどです。

できるだけ、旬の食材で消化のよいものや新鮮なものをバランスよく、腹八分目を意識して取るようにしてください。

また、ストレスが大きい状態の場合は、交感神経が優位になっているため、消化の火が弱っています。自身の体調をきちんと観察して、消化のよい温かいスープや、野菜などを口にするように心がけましょう。
これも病気を予防するための知恵で取り入れたい習慣です。

適度な運動も忘れずに!

また適度な運動も忘れずに取り入れて下さい。

③ デトックスすること(不要な物を排出)

アーユルヴェーダが考えるデトックスとは体と精神の2つから診て、不要なものを排出し、病気の予防に働きかけます。

ストレスは心の負担になり、各臓器が正常に機能しなくなり、支障を起こす原因とされています。

きちんとデトックスすることで、生命力やエネルギーを向上させ、健やかに過ごすことにつながっていくと考えています。

私たちが生きていくうえで、発汗・尿・便・おなら・あくび・泣く・笑う・咳などの自然現象は我慢せず、排出することで、体の循環をスムーズにし、自身の気を流します。

抑制してしまうと、排出分の停滞原因となり体や心に障害が生じてくる可能性があると考えられているからです。

不要なものを排出し、そして栄養を取り入れる。
アーユルヴェーダはとてもシンプルな考え方です。

ハーブティーなどを取り入れることもアーユルヴェーダではおすすめしています。

フェンネル・ミント・レモングラス ジンジャーは、アーユルヴェーダのアーマ(毒素)を洗い流すのに役に立つとされていますのでお飲物やお食事にぜひとりいれてみてください。

ストレスや年齢からくるさまざまな不調と向き合い方

更年期女性
女性なら必ず平等に訪れる更年期。

40代後半から55歳くらいまでのいわゆる更年期世代は女性ホルモンの変わる時期とされていて、卵巣から分泌される女性ホルモンの一つである「エストロゲン」が急激に減少することで、ホルモンを調節している視床下部が混乱し、体内のホルモンバランスが乱れ、さまざまな不調が起こりすいといわれています。

仕事や家事、子育てなどで、多忙な毎日を送っている方も多いと思います。

知らず知らずのうちに、イライラしたり、急にやる気がなくなったり、泣きたくなったりと、感情のコントロールが効かない、寝つきが悪いなどの急な頭痛やなかなか抜けない疲れは、どなたでも経験があるのではないでしょうか。

ストレスからくる不調は気の滞りともいわれています。

例えば、頭痛や偏頭痛は、気圧の変化でも起こりえますが、不安や緊張、冷え、脳への血流が悪くなりヴェータが過剰になった状態といえます。

また急に襲ってくるほてり・ホットフラッシュは、自律神経による乱れで血管が拡張することで起きたり、睡眠障害はストレスや、不安、恐怖などが原因でヴェータが過剰に反応した状態といえます。

その他にも、人間関係のストレス、疲れやすい、慢性的な肩こりや、腰痛、冷え症なども更年期世代のもっとも多い悩みです。

アーユルヴェーダでは、更年期世代の体質はヴェータが過剰になりやすくなっているため、ヴェータを鎮静するオイルトリートメントもおすすめしています。オイルトリートメントはもっとも代表的なアーユルヴェーダの施術です。

アーユルヴェーダのオイルトリートメントとは

アーユルヴェーダオイルトリートメント
アーユルヴェーダのオイルトリートメントは、セサミオイルがベースとなり、それぞれ期待できる効能ごとに薬草やハーブが配合されているオイルを使用します。

ヴァータを整えるのに最適

ゴマには、抗酸化作用や、栄養化が非常に高く、ビタミンA.B.E他、鉄、カリウム、マグネシウム、銅、ケイ酸、リンなのどミネラルを含み、抗酸化物質、リノール酸、アルファリノール酸、レシチンも含んでいます。

ゴマ油ベースのオイルで、全身トリートメントをすることで、皮膚に浸透し、不要なものを出したり、血流改善したり、各臓器に栄養与えリンパ液の循環を改善したりと私たちに嬉しい効果が期待できるとアーユルヴェーダではいわれています。

トリートメント後には「体と心」のストレスをスッキリさせ、体全体がめぐるポカポカの体へと導いていきます。

別名「アヴィヤンガ」(温めたオイルでトリートメントすること)とアーユルヴェーダでは呼ばれています。

また、アーユルヴェーダでは更年期世代の悩みの一つである、イライラや、不安感などにも効果が期待できるとされ、若々しさも保ち、細胞の老化をゆるやかにするとされています。

何気ない毎日をどう過ごすかで、あなたの体も心も変わります。

アーユルヴェーダは紀元前5000年前から今も受け継がれている伝統医学です。アーユルヴェーダの知恵を取り入れ これから10年先の健やかさまで取り入れてみませんか。

 

参考資料
インド伝統医学で健康にアーユルヴェーダ入門,上馬場和夫/西川眞知子著
アーユルヴェーダバイブル,上馬場和夫/ アン・マッキンタイア著
ほすぴ 予防医学学術行物182号, 片野善夫著

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ayur-notes編集スタッフ

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