佐野正行氏インタビュー

「教えて!佐野先生」では、アーユルヴェーダについて造詣の深い佐野正行医師(以下、「佐野先生」と呼ばせていただきます)にインタビューし、アーユルヴェーダを活用して毎日の生活をより健康的に過ごすヒントをご紹介しています。

 

アーユルノート編集部
佐野先生が体を整えるために取り入れている習慣がありましたら、ぜひ教えていただけませんか?

 

佐野医師

わかりました。

私が体を整えて健康を維持する習慣として、普段から大切に実践し続けている習慣は以下のとおりです。

 

・自分自身を大切にし、今を全力で生きる
・自分自身の体と心を感じ、全体でバランスをとりながら整える(やりすぎない)
・本物の知識をもつ

の3つを大切に取り入れています。

 

その中でも今回は、

・自分自身を大切にし、今を全力で生きる
・自分自身の体と心を感じ、全体でバランスをとりながら整える(やりすぎない)

 

の部分を詳しくお話していきたいと思います。

 

 

医師の私が取り入れている体調を整える習慣

病気になる人は、「自分を大切にする」ということを疎かにしていることが多いように感じています。

自分を大切にし、「偏り過ぎないようにバランスを取る」という習慣を行っていれば、体調を大きく崩すことはありません。
自分を大切にすることができていない人は、「強制的にゆったりする時間を作る」ことを意識してください。このゆとり時間のことを、『ゆとりのポケット』と私は呼んでいます。

このゆとりポケットをつくれない方たちは、

  • 忙しいから、休む時間をつくることができない・・・
  • 他にやらなければいけないことがある・・・

など、できない・つくれない理由を並べます。

例えば、「明日から2日間休んだら100万円もらえる」となったら、ほとんどの人は何とか調整して2日間休みますよね。休もうと思えば、休める環境はつくることができます。反対に、休もうとしなければ、休める環境をつくることができません。

このように殆どの人は、さまざまな理由をつけてゆとりのポケットをつくろうとしません。その結果として、自分を大切にすることができなくなり、病気を引き起こしてしまっているのです。

ゆとりポケットのつくり方

ゆとりポケットのつくり方のポイントを紹介します。

まず、仕事の予定を立てる前に、自分がゆったりする時間を予定として入れておくことです。
このことはとても大切です。

また、短時間でもいいので、1日1回は心が癒されるような時間を取ってください。
そして、自分の心と体が、何を求めているか、どれくらいの癒しの時間が必要かということを感じて、心と体を整えてください。

 自分の求めていること、好きなこと、癒されることがわからないまま生活していると・・・

ゆとりポケットをつくろうとせず、頑張ってばかりいる方や疲れが溜まりすぎている方が、もし自分の求めていること・好きなこと・癒されることがわからないまま生活していると、うつになったり何も考えられなくなったりしてしまいます。

ですが、このような状態になる前に「自分が心地いい」と思える時間を探して、心地いい行動を実践してみてください。

事前に、自分が心地よくなる行動を知っていれば、たとえ疲れすぎて考えられなくなっても、自分が心地よくなる行動を自然ととることができます。

心地いい行動がわからないという方は

  • ゆっくり散歩をする
  • 自然の多い所に行く
  • 瞑想する

など、リラックスできると思う行動を、意識的に生活の中に取り入れてください。

自分の心を感じることを意識して過ごしていけば、自身の心身が心地いいと感じることが自然とわかるようになってきます。

心は使わないと、感度が鈍くなる

このように日ごろから心をしっかり感じる習慣を取り入れていないと、心は感度が鈍くなってしまいます。

心は使わないと、自分の本当の気持ちを感じることができなくなるのです。

感情が豊かで人の気持ちがわかる人もいれば、反対に人の気持ちが全くわからない人もいます。
普段から「自分の心を感じて、感情を言葉で表現する」ことをしているかどうかで、この違いが生まれてきます。そして心で感じたことは言葉にしないと、相手に伝わりませんし、自分自身もしっかり感じることができないのです。

実は、私自身も、感情を言葉で表現することが苦手でした。

悪気は全くなかったのですが、心で感じたことをすべて「いいね」で表現していました。「いいね」と言えば、ほとんどのことは丸く、無難に収まります。

しかし、「可愛い…いいね」「似合っている…いいね」「綺麗な色…いいね」など、いろいろな「いいね」がありますよね。「どんないいね」なのかを心で感じ、感じていることを表現して伝えるようになると、相手にもより自分の気持ちが伝わりますし、自分も自分自身がどんな風に感じているのか、より深く分かるようになってきました。

感情を言葉で表現するようになると、自然と自身の感情がどんどん豊かになり、自分の好きなこと、癒されることが分かるようになります。すると、心身が整い、より魅力的な人になっていきます。

このように、感情を言葉で表現することはとても大切なことです。

感情を伝えにくい、伝わりにくいSNSやオンラインこそ、感情を伝えよう

最近は、SNSのメッセージアプリでのやりとりでスタンプを使うことが多くなり、言葉で表現すること自体が減ってきています。特に、直接言葉で伝えることは激減しています。
OKスタンプ1つでも、さまざまな感情を含んだOKがあります。SNSでもぜひ、感情を言葉で表現することを意識してみてください。

SNSでも自分の感情をしっかり伝えると、相手も感情を表現してくれるようになります。すると、相手との関係性がよくなり、自分のことをより深くわかってもらえます。

以前の私は、「要件だけを分かりやすく箇条書きでまとめる」ことにこだわっていたので、

  • 言いたいことは分かるけれど…
  • 冷たい感じがする
  • 機械的…
  • 想いが分かりにくい

などといわれることがとても多かったです。
ですが、想いや感情も一緒に伝えるようにしたら、

  • 分かりやすい
  • 読みやすい
  • あったかい感じが伝わる

というように、印象が劇的に改善しました(笑)。

感情を言葉にすると、親しみが湧きますし距離感も近くなり、優しく伝わります。結果、いろんな方ととてもいい関係性が作れるようになりました。
ぜひ、あなたも感情を言葉で伝えてみてください。

またSNS以外でも、メールやオンラインでのやりとりが普通になってきています。

顔が見えるやりとりはまだいいのですが、それでも実際に会うときとは距離感が違いますよね。
きちんと交流したい場合、心を込めて話したい場合などは、実際に会って話をすることが大切です。

オンラインは気軽に連絡できる、予定が立てやすいなどメリットがありますが、反対にデメリットもきちんと意識して、会話の方法を選んでください。

 

今回は、わたし自身が普段体調を整えるために取り入れていることとして

  1. 自分自身を大切にする、ゆとりポケットを意識的につくる
  2. 自分の心と体を感じ、感じたことをしっかりと伝えてみる

などをご紹介しました。

医師が取り入れている体調を整える習慣としては意外に感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが次回の、『本物の知識を持つ』ということや、わたし自身のストーリーについて触れていくことでより理解を深めていただけるのではと感じています。
次回は近日公開予定です。お楽しみに!

 

 

 


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