シリーズ三回目となる今回は、第二チャクラ「創造性」について紐解きながら、チャクラを整える方法をみていきます。
チャクラとは何か、簡単にわかりやすくまとめた初回と、土台となる第一チャクラの整え方をぜひ参考してください。
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ヨガやアーユルヴェーダの世界では心身の健康を整えるために大切にされるチャクラですが、今回は第二チャクラ「スワディシュターナー」について一緒にみていきましょう。
第二チャクラ(スワディシュターナー)の場所
第二チャクラは、丹田といわれるおへそから約指三本分程度下のところに位置していると考えられています。または生殖器のあるあたりです。
このチャクラは自分の力で人生を創造し、楽しみ、感じ、味わうエネルギーを司っています。
このチャクラが成長するのは、生後6か月から2歳くらいまでの好奇心旺盛な時期とされています(諸説あり)。よく動き回り、気になるものを触ったり投げたりして遊び、あちこち動き回ってじっとしていないころです。
感覚的な探究心を育て、好奇心が旺盛な時期に発達していきます。
このチャクラは、創造性と関わります。何かを生み出す、作り出すための想いを沸き起こす
部分であり、とても神聖なエネルギーに関わる場所と考えられています。
それほど重要だからこそ、扱い方が大切で、バランスを崩すと何かに中毒になってしまうほどバランスを崩すこともあります。
人生を楽しむこと、味わうこと、感じること、感受的な喜びを司り、人生を味わうエネルギーに関わるこのチャクラは、感情を感じる大切な部分。
場合によっては、深い感情が根付きトラウマになることもあるため、意識してバランスを整えるのがよいです。
性的エネルギーのバランスをとる
また、健全な性的関係のバランスをとるのに重要とされているのも第二チャクラです。
感情の面でも絆を感じられ、相手との性行為を行うと精神やエネルギーが安定するといわれています。
反対に、バランスを崩すと性的な中毒や、人との関わりを体の関係だけで埋めようとするアンバランスさに現れてしまうことがあるので注意が必要です。
安心感、養い守るエネルギー
第二チャクラの場所は、生殖器の位置にあります。女性の体でいうと子宮のある場所。
子宮の中で守られていたときの記憶を保持しており、子宮の中では羊水に浸されて命を育んでいくことから「水」と関わるチャクラです。
第二チャクラに不調が出るとき
第二チャクラに不調が出ると、体が硬く固まってしまい、不安感が強くなります。その不安から、変化することに恐れを抱くようになり、社会的なつながりが苦手になったり、逆にワーカホリックのようにバランスを崩すほど働きすぎたりするなど、振り幅が激しくなることがあります。
また、性的関係を結ぶことに不安を感じ、自分の感情を感じにくなります。生きるうえでの自然な欲や情熱が不足しがちになり、人生に楽しみを見出すことが難しくなります。
これらは第二チャクラのエネルギーが不足しているときに起こるとされています。
エネルギーが過剰になると・・・
性的な関係性を過剰に求める中毒になったり、快楽を強く欲するようになります。
感情の振り幅が激しくなり、自分自身の喜怒哀楽のアップダウンに疲れてしまうことも。
また感覚器官が敏感になり、物事に過剰に反応してしまうこともあります。
被害妄想が強くなり、他人がいつも自分を責めている、けなしていると感じ、その妄想が頭から離れなくなっているときは、第二チャクラのエネルギーが過剰になっているときかもしれません。
他者に対して支配的になること、他者に依存しないと生きていけないような不安感に襲われる場合も、エネルギーの過剰反応が出ているときかもしれません。
身体に現れる不調
体に現れる不調として、第二チャクラのある生殖器や泌尿器のトラブル、女性ですと月経トラブル、性的不能、腰痛、ひざ、関節の柔軟性が弱くなる、食欲不振などがあげられます。
第二チャクラのバランスを整えると得られること
第二チャクラのバランスが整っている人の印象は、とても優雅で動きが落ち着いています。感情の起伏が落ち着いていて穏やかで、人生を楽しむ余裕を持っています。
他者に対して与えることも、受け取ることも自然とおこなうことができ、人との親密さにもキャパシティが広く、また自分自身にも余裕を持って自己受容しています。
自分が何を感じているかいつも気がつくことができ、喜怒哀楽の感情を感じることを恐れません。
自分自身の感情を把握しているからこそ、他者の気持ちをくみ取ることができ、人を敬い養う心を持っています。
自分自身の感情を素直に感じられるということは、常に抑圧されていないことを意味します。
感情というエネルギーがいつも健全に表現できることは自分自身への安心感、信頼感にもつながるので、急に感情を爆発させるというようなこともなく、自分の人生を楽しむ心の余裕を持つことができます。
第二チャクラを整えるヨガポーズ1
①右脚を前、左脚を後ろにして前後に大きく開きます。
②お腹の奥を引き上げて、姿勢を整えます。③両腕を肩の高さで左右に開きましょう。肩はリラックスします。④上体をかがめて、左手を右足の甲におくか脚の届くところにおきましょう。
⑤お尻の仙骨あたりに右手をおき、お尻が傾かないように意識します。⑥息を吸います。背骨を軽く伸ばします。
⑦息吐きながらお腹と太ももを近づけながら、上体を右にねじっていきます。
⑧そして右腕を天井のほうへ伸ばします。腕を上げるのが辛い場合は、肩の延長線上に伸ばすようにしましょう。⑨体を安定させるように、両足均等にバランスをとるように気をつけながらゆっくり5呼吸キープします。
⑩一度体を起こして呼吸を整えたら、脚を入れ替えて、反対側も同様に行います。
第二チャクラを整えるヨガポーズ2
①床に座ります。
②両脚のひざを軽く曲げ、腰の上に上体を乗せるようにして、腰や背中を丸めないようにしましょう。
③体が柔らかくて両脚を伸ばせる人は無理のない範囲で伸ばしましょう。④息を吸います。息を吐きながら太ももにお腹を近づけるようにして前屈していきます。
⑤お腹から深い呼吸をするように意識しながら10呼吸程度キープします。
⑥最後の吐く息を吐ききったらゆっくり上体を起こし、呼吸を整えます。
第二チャクラは、人生を楽しむチャクラ!
第二チャクラは、人生を楽しむエネルギーです。人生を楽しむためには感情を味わうこと。喜怒哀楽すべての感情が人生を豊かにするために大切なものです。
喜ぶことや楽しむことは心地よくできても、怒りや悲しみは味わうことがなかなか難しいこともありますよね。しかし、感情はどれも人生を生きるために必要不可欠なものであり、どの感情がよくて、どの感情が悪いなどと優劣もありません。
怒りや悲しみなどの一見ネガティブに感じる感情を感じないように我慢してしまうと、喜びや楽しみを味わう感情すらも感じにくくなってしまいます。
人生は楽しむもの!
自分自身が何に喜びを感じているのか、毎日の生活の中で心地よいと感じることは何か、など一つ一つ丁寧に味わってみませんか?
第二チャクラは人生をよりよく、楽しむために力をかしてくれます。大切に整えてみましょう。
「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。心身の調和こそ健康だと痛感し、ヨガセラピーを学び始める。また姿勢と歩き方から改善し楽な体へと整える“マナメソッド”を発案。現在、名古屋、東京を行き来しながら本来の自分らしさを引き出すレッスンを行う。フルオーダーメイドで作る個人レッスンは、キャンセル待ちが出るほど定評がある。
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