アーユルヴェーダの目的

はるか昔、5000年前に生まれたアーユルヴェーダは、人間のためだけに存在する神聖な学問だと記されています。

私たちは、幸せな暮らしを送るために生まれてきて、心身ともにベストな状態で健康維持を図るための学問が、アーユルヴェーダだと思います。
私自身もアーユルヴェーダに出会い、以来学びと実践を繰り返していますが、それはほんの一部に過ぎなくて、経験を重ねることによって理解が深まるのを身をもって感じています。
ですが、私たち人間の考える世界は、日々起こる現象についての最善の答えを自ら見出すのは困難であるため、アーユルヴェーダをはじめとする古くから変わらない教え・法則を参考にするのがよいとされています。

今回は、自分がより自分らしく幸せに暮らし、心身ともに健やかに人生を歩めるようにアーユルヴェーダの目的について触れてみたいと思います。

アーユルヴェーダ「自然の法則」


自然界のものには、リズム・音・呼吸・光・振動があります。
すべては、生まれ成長し、消滅していきます。

アーユルヴェーダでは宇宙は、地球上に存在するすべてのもの、人間・自然・動植物・鉱物は以下の5つのエレメント(元素)で成り立っているとしています。

「空・風・火・水・地」の元素です。

また、人間には感覚器官(感覚機能)が存在し、聴覚(音)・触覚(触)・視覚(色)・味覚(味)・嗅覚(香)を持つものが生物です。

これらの五感は先ほどの5つのエレメント(元素)とリンクしていてこれらの5つのエレメント(元素)を持つ私たち人間は、小宇宙だといわれています。そして、ここからさらに細分化され、私たちの体は命の維持を日々行うことができています。

アーユルヴェーダ「カルマ(業)の法則」


この世界は、物質世界と精神世界の2つが存在し、個人の精神に表れてくる状態は生まれてくる以前の生から受け継いできたものと考えるところがあります。

カルマ(業)とは、生きている間に積み重ねた行為・思考が潜在的に精神に残って、つぎの生でカルマ(業)として生まれつきの性格やある行動傾向に影響するものとされています。また、その精神の特徴も体に影響するとされています。

アーユルヴェーダでは、健康を考えるとき、単に体の状態だけをみるのではなく、それぞれの人の人生の過ごし方やそれに伴う精神の状態や生命観そのものも観察していきます。
カルマ(業)には悪と善があり、苦しみが生れるのは悪行の結果といわれていて、苦しみから脱却するには、善行を行うカルマ(業)に努めていくようすすめています。

カルマに働きかける「善行」とは

アーユルヴェーダの教えにある人生をよりよくする為の行いをご紹介させていただきます。

  • 破れていない服を身に着け、明るく振る舞い、花や香料を用いなさい
  • 上品な服を着て、一般的な髪型にしなさい
  • 頭頂部・耳・鼻・足には日常的に油(アーユルヴェーダ薬草オイル)を用いなさい
  • 会話は相手より先に話しかけなさい
  • 晴れやかな顔をしなさい
  • 困っている人を助けなさい
  • 護摩を焚きなさい
  • 供物を捧げなさい
  • 布施をしなさい
  • 先祖にお供えをしなさい
  • 有益で思慮深く、思いやりがあり有意義なことと時機をわきまえて話しなさい
  • 正義を重んじなさい
  • 自己抑制しなさい
  • 行為には執着しても、その結果には無頓着でいなさい
  • 心配とは無縁でいなさい
  • 恐れ知らずでいなさい
  • 慎み深くありなさい
  • 聡明でありなさい
  • 強い意志を持ちなさい
  • 器用になりなさい
  • 寛大でありなさい
  • 高潔でありなさい
  • 指導者・熟達者・思慮・知性・学識・年齢の上で目上の人に献身的でありなさい
  • 神を信じなさい

引 チャラカ本集(18-4) CHARAKA-SAMHITA 訳 日本アーユルヴェーダ学会

行ってはいけない悪行

ここでは、行ってはいけない悪行についてもご紹介します。

  • 嘘をつく
  • 他人の所有物を奪う
  • 他人の女性や財産を欲する
  • 敵意をむける
  • 罪人にも悪事を働く
  • 他人の欠点を言いふらす
  • 他人の秘密を知ろうとする
  • 背徳者・狂人・没落した者・卑怯な者・邪悪な者と交流を結ぶ

引 チャラカ本集(19-1) CHARAKA-SAMHITA 訳 日本アーユルヴェーダ学会

アーユルヴェーダの目的「自分自身が人生の主役になる」


人生は、自分自身が主役を演じて生きるためのものだと思います。
自分自身が人生の主役になるには、日々自分自身を観察することが大切になってきます。

人生とは何のためのものなのか・・・
自分は何のために生きているのか・・・

誰だって一度はこのように考えたことがあると思います。

アーユルヴェーダでは、人は個々の目的をもって生まれてくるといいます。
自身の人生をより豊かに、主役として生きるために、人生の目的を深く知りたい方へは、アーユルヴェーダのホロスコープ鑑定を受けてみることもおすすめです。

自身の人生の目的がわかると、個々によって人生の目的が異なるということがわかるので、他の人と比較することがなくなります。

自分をいい状態で保つと自身の本質が見えてきます。
アーユルノート読者のみなさんはアーユルヴェーダに関心が深い方だと思いますので、アーユルヴェーダライフを送りながら、ぜひご自身の本質をいつも見つめてみてください。

情報に翻弄されすぎたり、自分以外の人にばかり意識をむけた生活を送っていると自分自身が埋もれていってしまいます。まずは、自分自身を観察をすることを大切にして、そのあとに自分以外の人(周囲)への意識を向けていく、とよいと思います。

このように自分自信をゆっくり観察する習慣を持つことなど、アーユルヴェーダライフは、気づきと癒しを与えてくれます。


また、アーユルヴェーダライフは、不調和が生み出す「病気・攻撃・滞り・不安・緊張」を調和し、「改善・巡り・平和・安心」へと導き癒しを与えます。アーユルヴェーダ以外の癒しとして 医療・自然・芸術・動物・より良い人間関係・香り」などほかにも色々とあるのでご自分にあった癒しを定期的に自分自身に与えてあげるとより幸福度が高まりますね。

日々主役を演じて生きるために必要不可欠なのが健康であること。
健康でいるためには、体と精神のバランスがとれていることが大切になります。どちらかが、過大・過少では健康とはいえないのです。

精神は五感の主(あるじ)です。
五感が制御されると、精神は制御されてしまいます。

日々自分自身の思いを大切にしながら、うつくしい言葉や音楽を奏で、体や心に優しいものに触れ、うつくしいものを見て体や心に優しい食事を楽しみ、よい香りに包まれる・・・
このように五感が磨かれる生活を大切にしてみてください。

また、ストレスを抱えてしまったときの自分なりの解消法も持っているといいです。

人間だけに与えられた創造力を最大限に使い、自分自身が主役を演じながら幸せを感じる日々を実現していく・・・そんな風に人生を歩んでいきたいという方に、アーユルヴェーダライフを参考にしていただけると嬉しいです。


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