更年期症状と聞くと、ネガティブなイメージがありませんか?
なかなか人には理解してもらえずに悩んでいる方も大勢いるのではないでしょうか。

更年期症状の乱れは、女性ならば誰でも、大なり小なり経験する症状の一つです。

今回は、病気ではないけれど、さまざま不調で憂鬱な毎日を過ごしている方に、アーユルヴェーダ的更年期の過ごし方をお伝えします。アーユルヴェーダの本場スリランカでも実際におこなわれている更年期症状の緩和方法や、ライフスタイルの提案をご紹介しています。不快な状態が和らぎ、少しでも明るく元気に毎日を過ごせるよう参考にしてみてください。

年齢とドーシャの関係


スリランカアーユルヴェーダの教えでも「年齢とドージャ(体質)」は、人生の3つの時代で分類されており、更年期世代はヴァータの体質がもっとも強くなり、アンバランスになりやすい時期とされています。

  1. 乳児~若年期(カパ)
  2. 壮年期(ピッタ)
  3. 老年期(ヴァータ) ←更年期世代

ヴァータ体質の特長は、空と風で構成されています。

  • やせ型、寒がり、冷え性で乾燥肌
  • 怖がりで心配性だが、気がかわりやすい
  • バランスを崩すと不安が強くなる
  • 活発で創造力豊かだが、飽きっぽい
  • 循環器系、神経系が乱れやすい

それでは、更年期症状について詳しく説明していきます。

更年期症状とは


閉経前後の女性(45歳~55才頃)が卵巣機能が低下することにより「エストロゲン」が急激に低下していくことでホルモンバランスが乱れ、体と心にさまざまな不調があらわれてきます。これらの不調は、日常生活や仕事や家事、家庭生活などにも影響を及ぼすといわれています。

更年期症状で多く見られる症状は、疲れやすい・肩こり・頭痛・めまい・立ちくらみ・動悸・イライラ・情緒不安定などの不調が起こります。

では、アーユルヴェーダの体質別症状を見ていきましょう。

アーユルヴェーダ体質別更年期症状

ヴァータ: 気分変動:皮膚・粘膜乾燥・不眠・不安・便秘か下痢
ピッタ:  怒り・敏感・短期・出血過多
カパ:   肥満・むくみ・からだが重い・やる気がおきない

更年期症状がひどくて病院で薬や漢方、ホルモン剤を投与している方もいらっしゃると思いますが、ここでは、アーユルヴェーダではどのように更年期症状とうまく付き合っていくのかをお伝えいたします。

医師も推薦!オイルマッサージで心と体のバランスをとる

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心と体のバランスを整えていくことが一番大切です。
アーユルヴェーダではセサミとハーブを調合したオイル*を全身にすりこんでトリートメントしていきます。

*セサミハーブオイルには、非常に高い抗酸化作用と抗炎症作用や、免疫力を高める効果などが期待されています。また栄養価が高く、ビタミン・ミネラル・鉄・カルシウム・リノール酸・銅・マグネシウム・レシチンも含んでいるため、アーユルヴェーダでは、脳や、神経系に滋養を与え、ストレスや緊張を軽減し、体力や活力・エネルギーを高め、感染症に関する抵抗力も向上するとされ、利用されています。皮膚に浸透しやすく、深い組織層まで栄養を与え、デトックス作用も期待できるとされています。

まずは心にアプローチ

オイルトリートメントをすることで、心身のリラックス効果を感じられ、不安や恐怖感を取り除いで、アーユルヴェーダの教えにある『自分らしさ』を取り戻します。

つぎに体にアプローチ

体に溜まった老廃物と毒素を出し、巡りをよくすることで、スッキリと爽快感を感じ、重くのしかかった疲れをとり除いて、バランスのとれた心身を作りあげていきます。

体の基本!生活習慣を整えよう

今日からすぐできる!体が変わる!アーユルヴェーダアドバイス


アーユルヴェーダの教えでは、日々の生活習慣や環境によって心と体が変化します。
ぜひ、下記の10項目を意識して毎日を過ごしてみて下さい。

  1. 朝起きたら白湯を飲んで、毒素を出す(レモン又はショウガを絞った常温水でもOK)
  2. 瞑想で心のデトックス
  3. ヨガや軽いストレッチで体を温めて循環アップ
  4. 規則正しい生活で心とからだのバランスをとる
  5. アロマで心のリラックスで不安解消・精神安定
  6. お風呂はシャワーで済ませず、湯舟に浸かり体を温め、深いリラクゼーションを
  7. 1日30分の日光浴で自律神経を整える
  8. 冷たいものは体を冷やしてしまうため、温かい飲み物を飲む
  9. 笑顔で毎日ハッピーに過ごす
  10. 感謝を伝える

更年期緩和のためにぜひ、取り入れて欲しい食材TOP3


私たちが生きていくのに欠かせない食べ物。

食べたものが血となり、栄養となり、心と体を作ります。下記の食材が女性ホルモンを増やすために欠かせない食材です。ぜひ毎日の食事にぜひ取り入れてみてください。

① 大豆:大豆製品を取る

大豆製品にはイソフラボンという成分が含まれていて、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが働きを補うため、積極的にとりましょう。

おすすめの食材:納豆・豆腐(大豆イソフラボンが豊富)・発酵食品・味噌

② ビタミンB群:ビタミンC:マグネシウムを補給する

神経機能を保つために必要なビタミンB群やストレスによって不足しやすいビタミンC、神経の興奮を抑えるマグネシウムなどを補給して、イライラする気持ちや、精神的不安を解消することができます。

おすすめの食材:ビタミンDは豚肉・レバー・魚介類・ビタミンCは果物・野菜・マグネシウムはアーモンドなどの種実類・豆類・海藻類

③ カルシウム・ビタミンⅮを取る

骨を組成するカルシウムと、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを十分に取ることによって骨粗鬆症を予防することができます。

おすすめの食材:牛乳(乳製品)・小魚・きのこ類・海藻類

年齢を重ねば重ねるほど、誰でもさまざま不調に不安になったり、心細くなったりするものです。今までのライフスタイルの過ごし方を少し変えてみたり、工夫したりするだけでも嬉しい変化があらわれてきます。

今回お伝えしたこと・ものをぜひ、毎日のライフスタイルに取り入れてみて下さい。あなたが笑顔で毎日元気にすごせるように応援しています。

 

参考資料:
アーユルヴェーダ入門:上馬場 和夫(監修)
生活を守る栄養学 日本医協学院
アーユルヴェーダ バイブル 上馬場 和夫(監修)


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