オージャスとは・意味

アーユルヴェーダ用語集

「オージャス」とは「活力素」と訳されるエネルギーのことをいいます。オージャスが豊かな人は『健康的でイキイキとしていて、内面からの美しさがキラキラと滲み出ているオーラがあり魅力的』に見える人が多いです。

アーユルヴェーダでは、オージャスはドーシャのバランスを維持させてダートゥ(組織)の変換を助け、免疫力を高める働きを持っているとされています。オージャスが低下するとドーシャが乱れ、病気の引き金となります。

オージャスが低下する要因として、タバコ・アルコールの摂りすぎ、否定的な感情(怒り・悲しみなど)、過労、食生活のみだれ(肉や魚肉・卵・チーズ・加工食品・油分の多いものの過剰摂取・調理後長時間放置したもの・食べすぎ・酸味塩味の過剰摂取)などが原因となり得ます。

私たちの体は日々の食事から7つの組織(ダートゥ)が作られるとされています。ラサ(血漿)→ラクタ(血液)→マーンサ(筋肉組織)→メーダ(脂肪組織)→アスティー(骨組織)→マッジャー(骨髄神経組織)→シュクラ(精液生殖器官) という順です。このことから、よい骨を作るにはよい脂肪が、よい筋肉を作るにはよい血液が、必要になることが分かります。

この7つの流れをスムーズに作るときにとても重要になってくるのが食べ物を消化するアグニ(消化力)です。アグニがしっかり働き、7つの組織がしっかり働くことでオージャスが生成され、健康で幸福感を感じるとされています。反対に、アグニの力が十分に働かないとアーマ(未消化物)が蓄積しオージャスも生成されないという状況になり、病気や老化を招くことになるとされています。

参考資料:
サヴァホリスティックアカデミー教本
新版 インドの生命科学 アーユルヴェーダ 著者:上馬場和夫・西川眞知子

 

文=Ayurveda Salon WA 篠原亜里彩

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