アーマとは・意味

アーユルヴェーダ用語集

アーマとはサンスクリット語で「未消化物、毒素」のことです。アーマの「ア」は否定語、「マ」は熟すという意味です。

アーマはボディリ・アーマ(体に関するもの)と、メンタル・アーマ(心に関するもの)があります。

3つのドーシャのバランスが崩れると、アグニが弱くなり消化や代謝がうまく働かなくなります。そしてオージャス(活力素)が低下し、体内の弱いところにアーマが蓄積されます。

アーマは血管、リンパ管、神経、汗腺など、スロータス(管)をとおり、体のあちこちに移動します。アーマが蓄積する場所は人によって異なります。アーユルヴェーダではアーマが蓄積されると病気や老化の原因になるといわれています。

アーマはパーチャナ(熟成)させ、消化させなければ排泄できないといわれています。

蓄積されたアーマにより、体がだるい、硬い、関節が痛むなど症状がある人は、以下のことをするとよいでしょう。

  • 白湯を飲む
  • 食事の量を減らす
  • アグニに応じた食事をする
  • アグニを高める薬草などを摂る

(引用:上馬場和夫/西川眞知子著(2017年)『新版インドの生命の化学アーユルヴェーダ』一般社団法人農山漁村文化協会)

アグニやオージャスが順調に働き、アーマを蓄積させないことが健康を保つことにつながります。

 

参考資料:
上馬場和夫/西川眞知子著『新版インドの生命の化学アーユルヴェーダ』一般社団法人農山漁村文化協会

 

文=板倉由佳

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コメント

  1. 2022.02.17

    1unsightly

ayur-notes編集スタッフ

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