ゴールデンウィークが終わり、太陽の日差しが少しずつ強くなってきました。今年の春は新型コロナウィルスの影響を受け、いつもとは全く違う生活を強いられている方も多いのではないでしょうか。医療従事者のみなさまには、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。

そして、私たちは一人ひとりがやるべきことをきちんと果たすことが必要だと思います。そのひとつが、免疫力を上げ、病気にならないように自己の体調管理を行うことです。

感染症対策について

新型コロナウィルスの感染予防は、一般的な感染症対策や健康管理に努めることといわれています。うがい、手洗い、咳エチケット、マスクの着用はいうまでもありませんね。一日を通して白湯を飲むことは、体温や消化力を上げて巡りを整えてくれるとアーユルヴェーダではいわれています。つねに、気管支を潤しておくことも効果的です。

アーユルヴェーダ的免疫力を高める暮らし方

太白ごま油の点鼻

スーパーで手に入る無色透明の太白ごま油を使用してください。点鼻方法は「花粉症はデトックス!アーユルヴェーダの花粉症対策・セルフケア」を参照ください)

バランスのよい食事

  1. 日本の食事の基本は一汁三菜。主食、汁物、主菜、副菜1~2品。お漬物や煮物など作り置きできるものや、お皿に盛るだけのサラダなどを組み合わせてください。献立作成するときに意識することが二つあります。
    1回の食事に6つの味があること(甘味/塩味/酸味/辛味/苦味/渋味)。そうすると満足感を感じ、食べ過ぎを防ぐことができます。
  2. 5色の彩りがあること(白/緑/赤/黄/茶)そうすると、自ずと栄養バランスも整いやすいので参考にしてみてください。

質のよい睡眠

体質、季節、生活習慣によって適当な睡眠時間は変わりますが、日付が変わるまえには就寝し日の出の頃には起きるようにしましょう。
眠るまえに(22時以降は)スマホ、テレビ等を見ることは止めましょう。ブルーライトは生体リズムを崩すことが分かっています。軽いストレッチや瞑想がおすすめです。

日々の健康に寄り添うスパイス/ハーブ

ターメリック抗菌作用 抗炎症作用 抗アレルギー作用 浄血作用

  • 天然の抗生物質ともいわれている。
  • アーユルヴェーダでは、咳や喘息などには、ターメリック小さじ1/4+塩一つまみ+ぬるま湯1カップでうがいがよいとされている。
  • 食用する場合は乾燥させる作用があるので油や牛乳と一緒に摂る。

クミン消化促進 体力増強 駆風作用 浄血作用

  • クミンシードを油で炒めて香りを出し、野菜やお肉などを炒める(作り方は下記参考記事より『クミンシード炒め』参照)。

コリアンダー血液浄化 利尿作用 発汗作用 駆風作用

  • コリアンダーの葉より種のほうが薬効が高い。
  • コリアンダーの種小さじ1+水1カップを一晩浸して翌朝沸かして飲む。

シナモン消化促進 発汗作用 去痰作用 利尿作用 血行促進作用

  • 蜂蜜大さじ1+シナモンパウダー小さじ1/2を混ぜたものを1日2回舐める。
  • シナモンシュガーをトーストやコーヒー、チャイに加えて飲む。
    ※シナモンシュガーはシナモンパウダー小さじ1/2+きび糖大さじ1を混ぜる。

タイム浄化作用 抗菌作用 気管支鎮痙(ちんけい)作用

  • ハーブの中でもNo.1の抗菌作用があるとされている。
  • ドライタイム小さじ1に熱湯1カップを入れて3分蒸らして飲む。
    (フレッシュの場合は大さじ1の量を使用)

上記は、日々の健康をサポートするのに寄り添うスパイスとハーブの特徴と取り入れ方(レシピ)です。持病をお持ちの方、服薬中の方は医師または専門家に相談して取り入れることをおすすめします。

アーユルヴェーダの免疫力アップレシピ「ゴールデンミルク」


ターメリックは日本では「うこん」と呼ばれる黄色い粉のスパイスです。

ターメリックの黄金色は縁起のよい色でもあり、インドの伝統儀式でもターメリックは重要な役割があります。結婚式のまえに肌にターメリックを塗ったり、眉間にターメリックのペーストをつけたりします。それは、悪いものの浄化や悪霊から身を守るという意味があります。

ゴールデンミルクは、ラサーヤナ(細胞の若返り/アンチエイジング)の効果も高く、オージャス(活力素/元気の素)を高め、肌の色艶をよくし、長寿をもたらすとアーユルヴェーダではいわれています。

ホットミルクは安眠作用もあるので睡眠前に飲んでもいいでしょう。

ゴールデンミルク作り方

著者撮影

【材料】2人分

  • 牛乳 300ml
  • ターメリック 小さじ1/4/~1/2
  • ジャガリー糖 お好みで

※ジャガリー糖とはサトウキビ、ヤシなどから作られるミネラル豊富な未精製の粗糖です。日本の黒糖のようなものですので、黒糖で代用可能です。

【作り方】

  1. 牛乳にターメリックを加えて温め、2~3分更に弱火で煮込む。
  2. お好みの量のジャガリー糖を加える。

作るときのポイント

ターメリックは熱を通すと土臭さや苦味が和らぐので煮込むこと。噴きこぼれないように注意してください。
ジャガリー糖は、きび糖や黒糖で代用してもよいです。精製している白砂糖や色付けしている三温糖ではなく、自然糖を摂るようにしましょう。
※ギーを小さじ1杯足してもよい。
※ジンジャーパウダー小さじ1/2程度足してもよい。

今回ご紹介した方法は、アーユルヴェーダでよいとされているセルフケア方法(日々の暮らし方)とレシピです。日々の健康維持のヒントとして役立ててください。また、合わないと感じた場合はすぐに止めるか、不安な方は専門家の指示のもと参考ください。

 

 

参考資料:
VB.アタヴァレー著/稲村晃江訳(1987.7.20)『アーユルヴェーダ 日常と季節の過ごし方』平河出版社
上馬場和夫/西川眞知子著(2002.5.10)『インドの生命の化学アーユルヴェーダ』農山漁村文化協会
香取薫/佐藤真紀子著(2014.10.3)『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ』径書房
デイビット・フローリー、ヴァサント・ラッド著/上馬場和夫訳(2000.5.1)『アーユルヴェーダのハーブ医学』出帆新社


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