ガルシャナとは・意味

アーユルヴェーダ用語集

アヴィヤンガのまえに絹(麻や木綿でもよい)の手袋やタオルで皮膚を優しく軽摩擦(ドライマッサージ)することを「ガルシャナ」といいます。アヴィヤンガのまえにおこなうことで効果が高まります。

ガルシャナの特徴

  • 血行促進
  • 全身の代謝をよくする
  • 角質を除去し、白く滑らな肌にする
  • 体の緊張をほぐし、リラックスさせる

など。

ガルシャナはカパが乱れている人に効果的。

カパ体質とは

  • 体が冷えている
  • 体が重くだるい
  • 汗がかきにくい
  • むくみ

など。

カパ体質の人は毎日5~15分、末端から心臓に向けて肌を優しく擦るセルフマッサージをおこなうだけでもリフレッシュでき、体の軽さを感じられます。

絹には皮膚の構造に似た18種のアミノ酸を含み、肌への負担がありません。リンパや血液の流れがよくなるので美容やダイエットにも効果的です。

昔から日本で行われていた乾布摩擦もまた、カパを減らす作用があります。カパの病気である喘息などがよくなったというのは、現代医学的には、擦過することによって皮膚だけでなく全身の血行が促進されるためだと考えられています。

※乾布摩擦効果…末梢から皮膚への刺激が延髄を介し、迷走神経に影響を及ぼして自律神経に影響を及ぼして自律神経の働きを高めるとされています。

 

参考資料:サヴァホリスティックアカデミー教本 新版 インドの生命科学 アーユルヴェーダ 著者:上馬場和夫・西川眞知子
インド式乾布摩擦「ガルシャナ」でぽかぽかキュキュッと部分ヤセ | 美ST ONLINE | 美しい40代・50代のための美容情報サイト (be-story.jp)

 

文=篠原亜里彩

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  1. 2022.02.18

    3arterial

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