ディナチャリヤとはアーユルヴェーダで「毎日の生活習慣」のことを指します。
アーユルヴェーダでは、体質に合った一日の過ごし方をするのが望ましいとされています。
アーユルヴェーダディナチャリヤ「一日の過ごし方」
- 朝は日の出96分前から日の出までに起床し、ベッドの中で心やからだの状態を観察し脈をはかる
- 窓を開け換気し、大きな呼吸をする
- 舌苔をとりゴマ油でうがいをする
- 白湯を飲む
- 必要があればジャラ・ネーティー(鼻洗浄)やナスヤ(点鼻)をおこなう
- ガルシャナ(絹の手袋などでの乾布摩擦)、アビヤンガ(オイルトリートメント)をおこなう
- 朝食前に早足で散歩をし、8:00までに朝食を摂る
- 3食の中で昼が最もアグニ(消化・代謝のエネルギー)が高くなるので、しっかりと昼食を摂る
- 昼寝をする場合は椅子に座ったままで仮眠する
- 入浴は夕食前にする(夕食後にする場合は、食後2時間以上経ってからにする)
- 夕食は日没後3時間以内に軽く摂る
- 夕食後1時間ほど間隔をあけてから、15分程度の散歩をする
- 就寝前はゆったりと呼吸をし、1日を振り返る
- ヨガ、瞑想、マントラを取り入れる
ディナチャリヤを実践する際は、今までの生活を急激に変えるのではなく、1〜2週間かけて変えていくのがよいです。
参考資料:
上馬場和夫/西川眞知子著『インドの生命の化学アーユルヴェーダ』農山漁村文化協会
アーユルノート『古来からの贈り物アーユルヴェーダの現代における役割』
https://ayur-notes.jp/ayurveda-dinachry/
文=板倉由佳
アーユルノート編集メンバーです。アーユルノートを通じ、多くの方と一緒にアーユルヴェーダについての学びを深め、アーユルヴェーダを実践中しています。メンバーは、アロマやメディカルハーブに造詣が深く、アロマ・ハーブについても発信しています。スタッフが実際に実践し、よかったこと・情報・簡単にできることを紹介します。
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