「シロー」は頭を、「ダーラ」は流れを意味し、アーユルヴェーダでこれらを合わせたオイル療法のことをシロダーラといいます。
脳のトリートメント(アーユルヴェーダのマッサージのようなもの)とも呼ばれています。第六チャクラともいわれる眉間に、薬草から作ったオイルを垂らす施術法です。
オイルは体温よりも少し高く37〜40℃程度、20〜50分間程度垂らし続けることで、中枢神経が深くリラックスし瞑想に近い状態になるといわれています。
ゴマ油や、ドーシャで分類された個々のパターンによってオイルの配合を決め、それらのオイルで施術をおこないます。
眉間にはさまざまな神経やツボが集まっているとされ、アーユルヴェーダではシロダーラを行うことで毒素を排出したり、精神的疲労を回復させ、免疫力を高めるといわれています。
また、アーユルヴェーダでは、眠りが浅い、頭が重たい、頭がスッキリしない、頭痛や目が疲れやすい方におすすめのトリートメントです。
参考資料:
上馬場和夫/西川眞知子著『インドの生命の化学アーユルヴェーダ』農山漁村文化協会
文=板倉由佳
アーユルノート編集メンバーです。アーユルノートを通じ、多くの方と一緒にアーユルヴェーダについての学びを深め、アーユルヴェーダを実践中しています。メンバーは、アロマやメディカルハーブに造詣が深く、アロマ・ハーブについても発信しています。スタッフが実際に実践し、よかったこと・情報・簡単にできることを紹介します。
コメント